宮村内科クリニック

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聴神経腫瘍

聴神経(第八神経)は、聴覚に関係する聴神経と、平衡機能に関係する前庭神経の2つか成っています。
聴神経腫瘍はほとんどが、前庭神経のシュワン細胞といわれる部位から、神経鞘腫と呼ばれる良性の腫瘍として発生してきます。
症状は、腫瘍が小さく、内耳道内に限局している場合は、一側性の感音難聴と耳鳴りだけです。
前庭神経を圧迫していますが、腫瘍の成長が遅く前庭中枢で代償され、実際にめまいやふらつきを呈することは多くありません。

めまいを訴える症例は20%弱です。腫瘍が小脳橋角部に拡大し、小脳を圧排すると、小脳症状であるふらつきや歩行障害が生じ、眼振で健側を注視させると振幅が小さく頻度の多い水平性眼振が、逆に患側を注視させると振幅が大きく頻度の少ない水平性眼振が認められることがあり、これはブルンス眼振と呼ばれています。
また腫瘍が顔面神経を圧排すれば顔面麻痺が、三叉神経に及ぶと顔面のしびれなどが生じてきます。
時に急にあるいは突然に難聴を引き起こす(20%)ことがありますが、原因は腫瘍内の出血による急激な圧排によるものと考えられています。
感音難聴を呈するものの内、聴神経腫瘍は1%と云われています。

治療は、一つは腫瘍摘除手術であり、一つは高齢者などで麻酔のリスクの高い患者等の場合、腫瘍に対する集中的放射線療法であるガンマナイフがおこなわれます。
椎骨脳底動脈循環不全

前庭神経炎

最初メニエル病に似た突発性の激しい回転性めまいで発症、吐き気、嘔吐、歩行障害を伴い、その後症状はダラダラと持続的に続き、寝返り等の頭位変換にても症状は増悪します。
また症状は閉眼してもあります。
しかし耳鳴り、耳閉、難聴等の蝸牛症状はないと言われています。
時間は、数時間から1~2週間程度ですが、ふらつき感は長期にわたって続きます。年齢は、20から50歳に多く見られます。
めまいが起きる前に、時に咽頭炎など上気道炎が先行することから、原因として、1つはウィルス感染が、あるいはその他循環障害が考えられています。
眼振は、注視眼振及びフレンチェル眼鏡を用いた頭位眼振検査で、急性末梢前庭障害に特徴的な定方向性水平回旋混合性眼振を示します。
急速相が健側へ向きます。また直立検査で閉眼にすると、患側に著名に倒れる傾向があります。
治療は、急性期には、ステロイド、メイロンの点滴療法が、その後内服として抗めまい薬、ATP製剤等が用いられています。


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