宮村内科 

宮村内科クリニック
〒187-0045 東京都小平市学園西町2-13-37 カミデビル3階 042-342-5588
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宮村内科

めまい

メニエル

急激な回転性めまいが、何らの誘因なく、耳鳴り、耳閉、難聴等の蝸牛症状の消長を伴って、反復するものである。
めまいの急性発作期には、多くの場合悪心、嘔吐、冷や汗、顔面蒼白、動悸等の自律神経症状を伴います。
典型例では、めまい、耳鳴り、難聴の三つが揃いますが、必ずしも揃いません。
原因は、内耳の内リンパ液が過剰になり、圧負荷がかかった内リンパ水腫によるものです。
内リンパ水腫を来たした原因は、内リンパ液の吸収部の障害と推測されていますが、それが何の原因によるものか、はっきりとはわかっていません。

めまいは多くは、回転性めまいですが、軽い時はふらつきであることも多く、発作の持続は数十分から数時間が多く、発作の起こる頻度はさまざまであります。
発作時の難聴は、聴力検査で、低〜中音域での感音難聴を認め、発作後には改善します。
進行すると高音にも固定性の低下を認めます。
寛解期には、上記症状は、すべて消失しますが、ある程度病期が進むとめまいがなくても、耳鳴り、耳閉、難聴等の蝸牛症状は残っていることが多くあります。
また最初めまいが伴わず、一過性の蝸牛症状だけが反復し、後にめまい発作を伴うものを、蝸牛型メニエルといいます。
その逆に最初めまい発作だけが起こり、後に蝸牛症状を伴うものを、前庭型メニエルといいます。
めまい発作の早期には、フレンテェル眼鏡で患側向きの(短時間のみ)、まもなく健側向きの水平回旋混合性眼振が多く認められます。

発作時の治療は、メイロンの点滴静注、時にステロイドの点滴靜注、その後内服として内リンパ水腫を改善する目的で浸透圧利尿剤(イソバイド等)、その他抗めまい薬、循環改善薬、抗不安薬、漢方薬等が用いられます。

当院では、イソバイドと独自の漢方薬を組みあわせて非常な効果をあげています。
保存療法で十分効果を示さない場合、手術的治療が行われます。
内リンパ圧の上昇を逃すため、1つは、内リンパのうという場所を切開する内リンパのうドレナージ手術、その他球形のうという場所を穿刺減圧する方法等があります。

外リンパろう

内耳は、中耳と二つの窓(膜)でつながっています。一つは卵円窓(前庭窓)、もう一つは正円窓(蝸牛窓)です。この二つの窓(膜)のうち、一つまたは二つが何らかの原因で破れた時に、内耳の液体(外リンパ液)が中耳に漏れて圧が下がり、めまい・ふらつき(前庭症状)、耳鳴り・耳閉・難聴(蝸牛症状)の症状の幾つかが出現した状態を外リンパろうと言います。

耳の穴(外耳道)から入った音は、鼓膜から中耳のツチ骨・キヌタ骨・アブミ骨の三つの小骨で増幅され、さらにアブミ骨から卵円窓の膜をとうして内耳に入った振動は、外リンパ液を振動させて、蝸牛部・蝸牛神経を伝わっていきます。
このときもう一方の窓(正円窓)の膜は、内耳の圧変化を、逃がす役をしています。
原因として、一つは、重いものを持ち上げる、トイレで力む、体育、運動時など髄液圧が、急に上昇したために外リンパ圧が急上昇し、内耳側から中耳側に向かって窓の膜を破る場合です。

もう一つは、鼻を強くかむ、潜水・飛行機などでの上昇下降、などのように鼻咽腔の急激な気圧変化が耳管を経由して、内耳の窓(膜)を中耳の鼓室側から破る場合です。
その他頭部の打撲や外傷性鼓膜穿孔に伴うもの、ジェット機などの過大音響外傷によるものがあります。しかしなんらの原因のはっきりしないものもあります。
この病気の特徴は、外耳道に指を入れ内側に向かって押して加圧すると、めまいがしたり、あるいはめまいと難聴が時間的にずれて始まり、数時間から数日かけて進行する難聴、水の流れるような耳鳴り、あるいは水の流れる感じがある。
あるいはパチッという音のあと上記症状が生じたなどです。
治療は、突発性難聴に準じて行いますが、自然治癒も十分にありえるので、保存療法を第一選択にします。
従いまして安静が最善の治療です。この時頭を30度上に曲げて寝かせます。

2〜4週間を経て治まらず、強い難聴、めまいが続く場合は、手術も考慮されます。手術で漏出した膜を塞ぐこととなります。



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